2013年 12月 12日
東作州地歌舞伎公演・横仙歌舞伎大公演 3 |
さて、公演2日目です。
この日は、美作八人男の上演日なので、朝から混雑が予想される1日でした。
前日に舞台で稽古をし、奈義の民宿に泊まり遅くまで飲んだと思われる八人男の皆さんも、朝早く入られて支度にかかります。お互いの変わり様に、みんな楽しそうですね。
いよいよ舞台が開きました。
この日は昨年の歌舞伎ワークショップを機に横仙歌舞伎に入られた、津山市のお母さま方4名による三番叟からスタートです。足の悪い方がおられて、踊りが出来るかどうか不安だったのですが、振付の方の工夫等により、無事素晴らしい演技を披露してくれました。うちの文化センターで4時間程練習して、さらに帰って自分たちで3時間程練習されているその姿勢!凄い!てか素晴らしい!今の我々にない舞台に臨むそのスピリッツ。こちらとしても見習うべき物が多くありました。
さて、いよいよ美作八人男の開幕です。
人!人!人っ!凄いお客さんの数。
歌舞伎公演でここまでぎっしり入ってるの初めて見ました。
八人衆。ここではパンダ以上の人気です(笑)
練習では多少不安があったものの、そこはさすが各町村長。本番では120%の力を発揮してくださいました。
各首長のつらねで客席からは声援と拍手喝采。途中で勝央町長がかなり盛り上げたので、ラストうちの町長がどうなるかと思いましたが、さすがは東作州地歌舞伎保存協議会長、横仙歌舞伎保存会長 花房昭夫。この2日間の公演の中で1番会場を盛り上げてくださいました。
八人男は見事大成功!が、この外題が終わるとお客がごっそーっと帰っていくではありませんか!
が、しかしまだ客席は満員。いったいどんだけ人が入ってたんよ。
さて、次は県外からのお客様。高松市の農村歌舞伎祇園座保存会による傾城阿波鳴門どんどろ大師です。
祇園座さんには、平成19年の大公演に出演していただいて以来のお付き合いです。以降、国文祭に出演していただいたり、うちの公演をいつも見に来ていただいたりと、良きパートナーみたいな団体です。
しかし、どんどろ大師みたいなお芝居って面白いですね。演じる方たちのレベルも高いし余計にか。
お弓とおつる、本当の母娘です。さらにはお父さんが太夫されてます。会場からはお客さんのすすり泣く声が聞こえていました。
さて、松神会による奥州安達原三段目 袖萩祭文です。
ひと月前に本番してるので、こちらは問題ないですね。
袖萩と娘、お君。こちらも本当の親子で、迫真の演技を披露してくださいました。
が!問題ないと思っていたのですが、問題発生!大発生!
安部貞任役のTさんが大熱だったのです。
T「二宮さん、わしゃもう駄目じゃぁ…。」
私「はいはい、いつものことでしょ。」
と思っていたのですが、本当だったようで。あんな苦しそうに演技されているの初めて見ました。
が、無事最後まで演じきられました。本当にご苦労様でした。
さて、最後は横仙歌舞伎保存会による熊谷陣屋です。
直前まで不安要素が多々ありましたが、そこはベテラン役者さん。持ち前の技量で素晴らしい演技を披露してくださいました。
しかし、熊谷陣屋って大変なお芝居ですね。今まで横仙で演じてこられなかった理由がわかりますよ。大変だわ。よくあんな長くで同じような台詞覚えられますね。
こうして無事、全公演が終了。
お客さん、役者、裏方ともに晴れ晴れとした顔で帰って行かれました。
自画自賛ですが、本当に良い公演が出来たと思っています。
夏からこの公演に向けて練習してくださった役者。大道具、衣装方、床山、化粧、ボランティアのみなさん、それからスポンサーの岡山県。お客さんを含め関わってくださった全ての方に感謝します。
ありがとうございました。
これからは、外に向けてもだけど、もっと地元の方に興味を持ってもらって、関わっていただくような公演をしたいなぁ…、と感じる、今日この頃でした。
ということで、今晩は歌舞伎の反省会です!
この日は、美作八人男の上演日なので、朝から混雑が予想される1日でした。
前日に舞台で稽古をし、奈義の民宿に泊まり遅くまで飲んだと思われる八人男の皆さんも、朝早く入られて支度にかかります。お互いの変わり様に、みんな楽しそうですね。
いよいよ舞台が開きました。
この日は昨年の歌舞伎ワークショップを機に横仙歌舞伎に入られた、津山市のお母さま方4名による三番叟からスタートです。足の悪い方がおられて、踊りが出来るかどうか不安だったのですが、振付の方の工夫等により、無事素晴らしい演技を披露してくれました。うちの文化センターで4時間程練習して、さらに帰って自分たちで3時間程練習されているその姿勢!凄い!てか素晴らしい!今の我々にない舞台に臨むそのスピリッツ。こちらとしても見習うべき物が多くありました。
さて、いよいよ美作八人男の開幕です。
人!人!人っ!凄いお客さんの数。
歌舞伎公演でここまでぎっしり入ってるの初めて見ました。
八人衆。ここではパンダ以上の人気です(笑)
練習では多少不安があったものの、そこはさすが各町村長。本番では120%の力を発揮してくださいました。
各首長のつらねで客席からは声援と拍手喝采。途中で勝央町長がかなり盛り上げたので、ラストうちの町長がどうなるかと思いましたが、さすがは東作州地歌舞伎保存協議会長、横仙歌舞伎保存会長 花房昭夫。この2日間の公演の中で1番会場を盛り上げてくださいました。
八人男は見事大成功!が、この外題が終わるとお客がごっそーっと帰っていくではありませんか!
が、しかしまだ客席は満員。いったいどんだけ人が入ってたんよ。
さて、次は県外からのお客様。高松市の農村歌舞伎祇園座保存会による傾城阿波鳴門どんどろ大師です。
祇園座さんには、平成19年の大公演に出演していただいて以来のお付き合いです。以降、国文祭に出演していただいたり、うちの公演をいつも見に来ていただいたりと、良きパートナーみたいな団体です。
しかし、どんどろ大師みたいなお芝居って面白いですね。演じる方たちのレベルも高いし余計にか。
お弓とおつる、本当の母娘です。さらにはお父さんが太夫されてます。会場からはお客さんのすすり泣く声が聞こえていました。
さて、松神会による奥州安達原三段目 袖萩祭文です。
ひと月前に本番してるので、こちらは問題ないですね。
袖萩と娘、お君。こちらも本当の親子で、迫真の演技を披露してくださいました。
が!問題ないと思っていたのですが、問題発生!大発生!
安部貞任役のTさんが大熱だったのです。
T「二宮さん、わしゃもう駄目じゃぁ…。」
私「はいはい、いつものことでしょ。」
と思っていたのですが、本当だったようで。あんな苦しそうに演技されているの初めて見ました。
が、無事最後まで演じきられました。本当にご苦労様でした。
さて、最後は横仙歌舞伎保存会による熊谷陣屋です。
直前まで不安要素が多々ありましたが、そこはベテラン役者さん。持ち前の技量で素晴らしい演技を披露してくださいました。
しかし、熊谷陣屋って大変なお芝居ですね。今まで横仙で演じてこられなかった理由がわかりますよ。大変だわ。よくあんな長くで同じような台詞覚えられますね。
こうして無事、全公演が終了。
お客さん、役者、裏方ともに晴れ晴れとした顔で帰って行かれました。
自画自賛ですが、本当に良い公演が出来たと思っています。
夏からこの公演に向けて練習してくださった役者。大道具、衣装方、床山、化粧、ボランティアのみなさん、それからスポンサーの岡山県。お客さんを含め関わってくださった全ての方に感謝します。
ありがとうございました。
これからは、外に向けてもだけど、もっと地元の方に興味を持ってもらって、関わっていただくような公演をしたいなぁ…、と感じる、今日この頃でした。
ということで、今晩は歌舞伎の反省会です!
by yokozen
| 2013-12-12 11:36